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仏検の面接について l'entretien du DAPF

先月(2020年1月)の最終日曜日に、仏検の2次試験が行われました。

仏検の2次試験は面接です。仏検の面接の試験は準2級以上の級で行われます。それより下の級である5,4,3級では2次試験、つまり口頭試験は行われません。

@Toyama Prefectural Museum of Art and Design
@Toyama Prefectural Museum of Art and Design

あなたがフランス語を勉強する理由はなんでしょうか?

また、その理由を達成するための学習はできているでしょうか?


フランス語の勉強をなぜするのかといった理由の多くは

フランス語を話せるようになりたい

フランス語を使って会話をしたい

とゆう理由が多く寄せられます。(ほぼこの理由といってもいいくらいです)

あなたの理由はなんでしょう?


もし上記と同じ理由であるなら、話すための学習が必要です。

まずは声に出す。これは話すためには必須ですよね。

学習している時、まず声に出していますか??




仏検の1次試験は筆記ですので、声は一切出さないことになります。

またその筆記で取り扱われる内容についてですが、口頭表現に特化した問題の割合は3割程度かと思います。

つまり約7割は文章を理解する内容となっているか思います。


もし話せるようになりたいのであれば、この約7割に当てる学習を話せるようになるための学習に切り替えたら、3倍速のスピードで話せるようになりませんかね?


話を戻して、仏検の2次は口頭試験ですから、いよいよ発話することが問われることになるわけですが、この発話する試験は準2級から始まるわけです。5,4,3級を今勉強している人はどうでしょう?話す練習はしていますか?2次試験がないからしていない、とゆうことはありませんか?

話すための学習は2次試験の始まる準2レベルから始めるとゆうのは間違いです!準2級の文法項目を学習していないと会話ができないとゆうことではありませんからね!


話をまずは準2級のレベルに1度合わせ、そのレベルを確認していきたいと思います。


準2級  一歩進んだフランス語


程度:日常生活における平易なフランス語を、聞き、話し、読み、書くことができる

標準学習時間:300時間以上(大学の3年修了程度)

語彙: 約2300語


試験内容はこちら↓

読む:一般的な内容で、ある程度の長さの平易なフランス語の文章を理解できる。

書く:日常生活における平易な文や語句を正しく書ける。

聞く:日常的な平易な会話を理解できる。

話す:簡単な応答ができる。

文法知識:基本的文法事項全般についての十分な知識。

(公益財団法人フランス語教育振興協会のホームページより)


2次試験ではどのようなことが問われているのか実際に過去問より見てみると、びっくりします。その内容は公式HPには載っていないため、ここで書くわけにはいかないので、具体的な問いや答えは記しませんが、そのレベルについて書きたいと思います。


試験方法は下記となります。


係員の指示で、一人ずつ面接室に入ります。

入室したら面接委員が着席するよう日本語で指示します。

着席すると、面接委員が受験者の名前と受験級を日本語で確認します。

次に面接委員が、フランス語の文とイラストがある「問題カード」を渡し、黙読するように指示します。

黙読の時間は1分間です。

この時、イラストもよく見ておいてください。

黙読が終わると、次に音読するように指示されます。よく聞こえるように読んでください。音読が終わると、面接委員が「問題カード」の文の内容およびイラストに関してフランス語で5つの質問をしますから、フランス語で答えてください。

答える際に「問題カード」を見てもかまいません。

質問が終わると、面接委員がその旨を告げますから、「問題カード」を面接委員にかえして退室します。


とゆう流れです。


問題となる、フランス語の文の内容についてですが、過去問をいくつか見ると、

会話のような口頭表現ではありません

また文法レベルに関してですが、まず時制は現在形のみ。つまり5級レベルの文法時制です。また使われている語彙のレベルも5または4級レベルかと思います。初歩的な語彙にとどまっているとゆうことになるかと思います

次にフランス語での5つの質問ですが、これも5級レベルの文法レベルと語彙かと思われます。


この準2級の口頭試験で問われている内容は、準2級の文法項目を知っていないとできない内容ではないことがわかります。3級をクリアして、準2級のレベルになって、2次試験が始まるから、口頭練習を始めようとする人には簡単ではないでしょう。今まで練習をしていないわけですから、、、でもどうでしょうか、5級レベルの時から話すための学習を進めている人は準2レベルで求められている内容が既に簡単にできるわけです。また準2級の筆記に合格するだけの時間を話すための時間にかけたら、どれだけの内容を話すことができているのか。


またこの準2レベルで求められている内容を見てみてどう思われたでしょうか?

テストの内容は会話表現ではないので、会話ができるのか(実際に日常生活における平易なフランス語を話すことができる)ということをまず問われているのではありません。5級レベルの文法項目、つまり平易な語彙を使って、単文を構成することができるかとゆうことが問われているのかと思います。それを問われているのが準2の2次試験です。


文法項目を学習してもそれを会話を成り立たせることに使用できないのであれば、それは目的を達成するための勉強に必要な時間と内容でしょうか?また勉強をしてもそれよりずっと低いレベルのことを話すことさえできないのであれば、その勉強方法は何に向かっている勉強方法なのでしょうか?


彼女は何をしていますか?

散歩をしています。


彼女は何を持っていますか?

コップを持っています。


ドアの隣に何がありますか?

傘があります。


こういった(文章的な)ことを聞かれて答えられるようになるために何百時間も学習に使うのか、あるいは、友達と会話をしたり、旅行で出会った人とコミュニケーションを取れるようになるために同じ時間を使うのか。使い方はあなた次第です。


あなたのフランス語を学習する目的と、それを達成するための学習の進め方、いい方向に進められていますか?


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